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癌(がん)

本草閣の基本的な考え方

本草閣薬局が癌(がん)に対してどう向き合っているか

  • 本草閣では、今あなたに出来ること、望む形を一緒に考えていきます。
    絶えず変化する体調に対して、その時々に適切な漢方を処方致します。

本草閣は長年に渡り、数え切れない程数多くの癌(がん)患者さんと向き合ってきました。

初期の方から末期の方
若い方や年配の方
宣告されて間もない方や様々な治療や薬を模索している方
抗がん剤治療で効果のあった方や効果の無かった方
再発をしていない方や再発した方
様々な理由で治療を受けられない方
合う薬が無いと言われた方
治療方法を迷っている方
家族と一緒に向き合っていく方
御ひとりで抱え誰にも相談出来ない方
家族が病気をご存知の方やお話されていない方
家族とご自身のがんに対する考え方が違う方
最先端のがん治療を率先して受けている方
治療より家族の元で残された時間をゆっくりと過ごしたい方
手術や抗がん剤や放射線治療よりも家族の元で時間を過ごしたい方

がんという病は共通していても、がん患者さんを取り囲む状況、訴え、苦痛、希望は様々です。 しかし、現在多くの医療機関で行われているがん治療はマニュアルやガイドラインなどの決められた治療方針に基づいて行われているため、各個人が本当に満足できるその人のための医療(ONLY ONEの治療方法)を見つけることは難しいのが現状です。

本草閣ではご本人の意思を一番に考えております。
患者さんやご家族の気持ちを何より大切にし、しっかりと寄り添ったご相談をさせて頂くことでその方にあった漢方薬治療をご提案させて頂きます。

ご自身の考え方やお悩み、状況をお聞かせください。
貴方の意思と状況を踏まえ、西洋医学の良いところ東洋医学の良いところを含め、今あなたに出来ることや望む形を一緒に考えてさせて頂きたいと思っております。

本草閣に出来る7つのがん治療

がん治療は大きく7つの段階に分けられます

1がんと闘う力・がんを増やさない力
(免疫力)を付ける

生命の基本の「食事」「睡眠」「代謝」を整える

がんと闘う力やがんを増やさない力(免疫力)に必要なものは、
「適度な血液」「適度な気力」「適度な体力」です。

そして、それを生み出すには、生命の基本である「食欲」「睡眠」「代謝(排便・排尿・汗など)」です。 それらがある事で、がんに負けない免疫力が出来るのです。

  • 最近、食事を残すようになった
  • 痩せてきた
  • 眠れない日が続く
  • 日中に眠ってしまう
  • 便や尿・汗が最近出なくなった

などの症状はございませんか?

夜間に良く眠むり、日中は活動する事、
適度に食事がとれる事、
排便・排尿・汗などの代謝が出来ている事
これらが崩れると、いくら健康な体であっても体調を崩します。

  • がんと戦う免疫力を付けるポイントは食事・代謝・睡眠

手術や抗がん剤や放射線による西洋のがん治療は、がん細胞にダメージを与える事で効果を発揮しますが、正常の細胞や組織にもダメージが及ぶ事となります。

その結果、食欲低下・体力低下・気力低下・免疫力低下・血液減少(白血球減少・貧血・血小板減少)などと言った症状が出る事となります。つまり、西洋治療は(攻撃)する事を得意としますが、体力や免疫力などを高めるという考え方(守り)が乏しいのは現状なのです。 また、西洋のがん治療を受けていない方も、がんの進行と共に食欲低下・体力低下・気力低下を伴う事となります。

そこでがんと闘う・増やさない力が必要となってきます。
がん治療における漢方薬の重要な役割は、「適度な血液」「適度な気力」「適度な体力」を付ける事であり、これらを作るに当たり基礎となるのは、生命の基本である「睡眠・食欲・代謝」です。 漢方薬は、まず、この3つを補助し、免疫力をサポートする事で、がんに負けない、がんと闘う力をつけます。

2病院のがん治療の効果を高める

抗がん剤等との併用

現在、3人に1人ががんになる時代です。
自身やご家族ががんになってしまった時、 西洋医学の外科的手術、化学療法、放射線療法の他に何か出来る事はないか、 と考える方も多いのではないでしょうか。

西洋医学は、手術による癌の切除、または抗がん剤や放射線を用い癌細胞に対し直接攻撃を行います。 癌の種類や転移、年齢などによってガイドラインがあり、それぞれの治療の成功確率が明確にされています。 現代の医学では、基本的にこのガイドラインに沿って治療が進められており、治療がうまくいき、健康に過ごされている方は数多くいらっしゃいます。

しかしマイナス面もあります。 抗がん剤や放射線治療はがん細胞を攻撃してくれる一方、周りの正常な細胞にもダメージを与えてしまうため、副作用が出てしまいます。
また、治療によりがんはある程度縮小したのにも関わらず、身体が衰弱し感染症を起こし、時には亡くなってしまうということも少なくありません。

そこで本草閣では「抗がん剤と漢方薬の併用」いわゆる
「西洋医学と東洋医学の融合」をおすすめしております。
  • 西洋医学と東洋医学の融合

直接がん細胞を攻撃する西洋医学と、人間が持っているがんと闘う力(免疫力)や自然治癒力(痛んだ細胞を修復する力)を高める東洋医学がうまく連携をとることによって、お互いのマイナス面を打ち消しあいプラス面をより引き上げると言った相乗効果が期待できます。 がん治療においては、たとえ、病変が消失したとしても、患者さんの症状が改善されなければ、治癒とは考えられません。

がん治療における漢方の役割は、西洋医学と組み合わせることにより、より高いがん治療の効果を引き出し、がんおよびがん治療に伴う様々な症状、副作用を緩和し、体力を損なわず、患者さんの生活の質の維持、向上を図るところにあります。

本草閣では、発病の経緯、がんの種類、部位、ステージ(進行度)、障害度、患者さんの体調、体質に合わせて、患者さんそれぞれに合った的確な漢方薬を処方いたします。

3漢方の積極的がん治療

「実邪」と闘う治療法

上記の通り漢方薬のがん治療は基本的に免疫力を高める事を目的としますが、一方でがん細胞を「実邪」として考え積極的に戦う方法もあります。
がんをやまいだれ(疒)と口三つと山と書く様に、食生活や生活習慣やストレス、環境変化等が原因と考えられてきましたので、東洋医学では、がんは人体内を流れる気・血・水の流れの悪化などにより生じたもの(実邪)と考えます。
人により「実邪」の原因は様々ですので、それを突き止め対応する漢方薬が処方されます。

主な実邪(発病因子)の原因 対応する漢方薬
気滞(生理機能や情緒活動の停滞) 気を巡らせる
瘀血(おけつ:血行不良) 血の巡りを良くし、古い血を体外へ出し良い血を増やす
痰湿(体に余分な水分が
溜まっている状態)
不要な水分を体外へ出し必要な水に変えて巡らせる
毒熱(発熱系の病毒素) 不要な熱を取り必要な部位に適切な温を加える

4病院でのがん治療中の副作用軽減

副作用について

抗がん剤の特徴は、がん細胞のように速く増殖する細胞を殺すことにありますが、正常な細胞にも増殖の速いものがあります。その正常細胞にも抗がん剤の影響が出てしまうため、それが副作用として現れます。
細胞分裂の盛んな細胞は、髪・爪・皮膚・粘膜・骨髄(血液を作るところ)などであり、がん細胞はここを攻撃してきます。

特に影響の受けやすい臓器 症状
骨髄(赤血球、白血球、血小板などの血液成分をつくる血球細胞) 白血球や血小板の減少
貧血
消化管(口、口腔、食道、胃および腸)の粘膜 食欲不振や悪心、嘔吐、下痢、 便秘など胃腸機能の低下 口内炎
生殖器(卵巣や睾丸) ホルモンの変化や生殖能力の減退
毛根 脱毛
その他 臓器 その他 症状
皮膚、心臓、腎臓、膀胱、肺、神経系 “皮膚障害(発赤、掻痒など)体力や免疫力の低下、肝障害、疼痛、嘔吐、倦怠感、精神不安、褥瘡、手足の痺れなど”

上記副作用など、患者さんにとって様々な苦痛が出てくる事が多いのが現状です。
漢方を併用することよりがんと戦う体力を付け、また各種副作用の症状に対応した漢方薬を処方し病院でのがん治療をサポートします。なお、体調は日々変動いたしますのでその時々のお身体の状態に合わせて漢方薬を処方致します。

主な副作用①  血液減少(白血球減少・貧血・血小板減少)

  • 抗がん剤や放射線治療は効果的ですが、がん細胞だけでなく正常な血を作る骨髄にもダメージを与えます。 骨髄では、血液の成分である白血球・赤血球・血小板を作っています。 白血球は、細菌、真菌(かび)、ウイルスなどの病原菌と戦い、体を守る働きをしていおり、それが低下してしまうと身体の抵抗力が低下して細菌やウイルスが繁殖しやすくなり感染症が発症します。

    赤血球は、酸素や栄養の供給を体全体にしますので、これが減ると各臓器に元気が無くなります。 血小板は、血管が損傷した時に集合してその傷口をふさぎ止血作用を持つ為、ここが損傷されると皮膚・腔内・腸など様々な部位から血が止まらなくなります。

    血液減少の他、抗がん剤の副作用として免疫低下、脱毛、皮膚疾患、口内炎、消化管症状などが起こります。

    抗がん治療によって失った「血」を補う事、止血作用や、気力を付け、免疫力を増す事は漢方の出来る事の大きな1つです。 血を増やす「補血薬」は漢方では多く存在し、その補血剤を構成する生薬それぞれに特徴があります。 当帰は良い血を増やす、川芎は血を循環させる、芍薬は筋肉のひきつけを和らげる、地黄は良い血液を増やし潤いを持たせる働きなどがあります。 また、止血効果のある艾葉や阿膠、補気薬である人参等を巧みに組み合わせる事で、個々の症状と体質に合わせた「質の良い血液」、「十分な気力」、「十分な体力」を作り上げることにより、がんに打ち勝つ免疫力をつける事となります。 これは、漢方専門家の経験と知識により更なる相乗効果を産み出す事となります。

    また、漢方では「胃腸は血の原料を吸収するところである」という考え方があります。
    食欲がない・痩せてきた方などは、胃腸を手助けする漢方によって胃腸を元気にし、食欲を出す事で血を増やす事もあります。

主な副作用② 食欲の低下、吐き気

  • 食欲の低下、吐き気

    がん治療で必要なものは、「質の良い血液」「十分な気力」「十分な体力」です。 これらは、「食欲」「睡眠」「代謝」を整える事で充実していき、がんに打ち勝つ「免疫力」に繋がります。

    私たちは食事から栄養を採る事でそれが気力や血液等となるため、食欲は人をつくる上で大変重要なものです。

    抗がん剤や放射線治療はがん細胞にダメージを与えてくれますが、消化管などの細胞分裂の盛んな組織にもダメージを与えます。 その結果、食欲を失い、吐き気を催すなど副作用が現れます。 それらの副作用によって食事が摂れなくなり、消化管の消化吸収が悪くなることで、血液、気力、体力の低下を起こしがんに打ち勝つ力が無くなってしまいます。

    また、治療中は正常細胞のダメージ回復の為に通常よりも多くの栄養とエネルギーを必要とする為、本来なら多くの栄養が必要にも関わらず、吸収や食欲低下が起こる事で体力低下、気力低下に拍車をかけてしまいます。

    抗がん剤使用の直後は特に吐き気が強く、個人差もありますが1~2日程は食事が取れなくなる事があります。この際、無理に食べる事はせず安静になさって下さい。 抗がん剤使用後3~4日程すると徐々に食欲が出てきます。

    漢方は食欲の維持回復と食べる力をサポートします。また漢方薬自体も身体の栄養となります。 気力の低下の原因である気虚を治し、胃腸の働きを上げる事で消化吸収を良くして食欲を高め、気力・体力をつけて身体を元気にし、エネルギーの衰えた状態を改善し免疫系の作用を高めます。

    具体的には・・・

    胃腸の働きを良くし、吸収を上げます。
    食べる量が変わらなくても吸収を上げる事で身体の回復が早くなり、 食べられない期間が短くなります。 また、次回のクールまでの気力・体力の回復が見込めます。
    滋養強壮の効果がある生薬
    人参などの生薬は、滋養強壮の効果があり体に気をつけるだけでなく気力も付け 食欲を回復させる為、がん治療には欠かせません。
    吐き気の残る方
    半夏や生姜が胃の痞えや吐き気に対して効果があります。 また食欲や免疫を上げる作用のある生薬により結果的に吐き気を減らしていきます。
    胃腸が弱っている方
    胃に停滞した水をさばく茯苓や白朮なども含め、生薬の組み合わせによって総合的に胃腸の働きを上げます。

    変わりゆく個々の状態に応じ、その時々に合わせこれら生薬を組み合わせる事で、その方の症状を緩和・改善していきます。

    漢方では、「食欲」「睡眠」「代謝」を整え、治療で消耗された「気力」「血液」「体力」を補い、がんと闘う免疫力を手助けするのです。これら3つは相互に関係しあっておりそれぞれが相乗効果を引き起こします。

5がんによって起こる各症状を和らげる

① 痛み
  • 痛み

    漢方薬の痛みに対する役割は、4つあります。

    • 体の冷え・お腹の張りや引き攣れ・便秘・血行不良や貧血などによる痛み
    • 西洋薬の痛み止め同様の効果を出す・西洋薬の痛み止めの量を減らす
    • 痛み自体を和らげる
    • 体調を良くする事で痛みを軽減する

    痛みには、様々な種類があります。 炎症が起きて痛いのか、体が冷えて痛いのか、お腹が張り痛みが出るのか、便が出ずに痛いのか、腸が引き攣れて痛みがあるのか、瘀血により痛みが増すのか、貧血により痛みが増すのか・・・個々により様々です。

    西洋薬の痛み止めは、炎症による痛みに非常に効果がありますが、痛みの種類によっては、漢方薬の方が効果のある事があります。漢方薬での痛み止は、冷え・お腹の張りや引き攣れ・便秘・血行不良・貧血などが原因の痛みに非常に効果的です。冷えには附子などの温める生薬を、瘀血には桃仁・牡丹皮などの古い血を出す生薬を、お腹の張りや引き攣れには芍薬や枳実や甘草等を、貧血には良い血を増やす当帰などの生薬を、便秘には、大黄などの生薬を個々の状態に合わせ組み合わせ漢方が選択されます。

    また、西洋薬の補助をする役割も併せ持ちます。

    • 病院の痛み止め(麻薬や鎮痛剤)の効果をより引き出す
    • 病院の痛み止め(麻薬や鎮痛剤)の量を減らす

    がんそのものや抗がん治療により、抵抗力が下がったり、血が不足したり、血流が悪くなったり、体自体に冷えが起こったりしています。血は栄養や薬剤を体に運ぶ役割をしていますので、血が少なかったり血が巡っていなかったり、冷えがあると病院の痛みを和らげるための麻薬や痛み止がその部位まで届きにくくなります。漢方では、血を増やし巡らせ温めることによりその麻薬や痛み止だけでなく、抗がん剤も効果を底上げし、その結果薬の量を減らす事が可能です。

    また、体調が良くなる事で結果的に痛みを軽減する事は可能です。食欲・睡眠・代謝を整え、乏しい血液・気力・体力を補う事により、総合的にみて免疫力や体調が戻る事で痛み自体も軽減されます。

    また、痛み自体に効くとされる漢方もあります。
    がんとその周りの痛みを和らげる効果のある代表的生薬は芍薬・枳実・甘草です。
    様々な文獻でその効果が確認出来ます。

② 浮腫・腹水・胸水

漢方薬は長い臨床経験の中で培われてきたため、実に様々な症状に適応した処方が存在します。 例えば、西洋医学では改善しにくい場合がある浮腫・腹水・胸水は漢方で良くなる例が多くあります。

西洋医学で考えるがん性腹水や胸水は、肺やお腹の中に散らばったがん細胞が様々な炎症を起こし、血管から水分や血中成分がしみ出してしまい、胸やお腹などに水が溜まってしまう状態です。時に感染症を併発する場合もあります。 例えば腹水が何リットルも貯まると、付近の胃腸や腎臓、肺が圧迫されて食欲不振や腎機能の低下が表れます。また、お腹に貯まった水が、胸とお腹を隔てている横隔膜を押し上げ、肺や心臓を圧迫するため苦しくて横になれず、不眠が続き、座ったまま眠るという患者さんも少なくありません。

胸水は、付近の肺や心臓に負担がかかり、動悸、息苦しさ、血圧不安定などの症状が見られます。

西洋の治療は、腹水への対応として主に、

  • 初 期:利尿剤やアルブミン製剤
  • 進行期:腹水穿刺(せんし)が使われています。

初期の利尿剤やアルブミン製剤は、水を体の外へ出し血液の流れや水を調節します。
これらの方法は、腹水の初期ではよく活用され且つ効果的です。
しかし、「腹水が溜まる」という根本的な原因が解決されているわけではない為、徐々にまた腹水は溜まって行くのも事実です。毎回溜まるたびにこれら方法を行っても効果は徐々に弱くなるため、進行期は、腹水穿刺(せんし)=体の外から針を刺して腹水の吸引除去を行うという強制的な腹水排出を行います。

この腹水排出方法は、一時的に見たら効果的ですが、強制的に排水させていますので、同時に大量の栄養素を排出する事となり、また体内の水分バランスが一気に変化するために、急激な体力低下を生じます。

一方、漢方では、四肢の浮腫や腹水や胸水を、心・肺・腎機能の低下により引き起こされると考えます。漢方の治療方法は、肝・心・肺・脾・腎を整え自然な水分代謝を促し、体の代謝を促していく事です。 必要な水は残し不必要な水を身体の外に排出させ、また体内の水分をバランスよく正常にコントロールする事を重要視します。肝・心・肺・脾・腎を整え自然な水分代謝を促し、体の代謝を促していく事

漢方には、利尿剤効果のある生薬は利水剤と言いますが、むやみに水を排出している訳ではありません。 利水剤には、茯苓、白朮、猪苓、沢瀉、木通、車前子、薏苡仁等があり、それぞれに特徴や働き方に違いがありまた得意な臓器や場所があります。

それらを個々の症状と状況に合わせて組み合わせる事で、体内の水を必要以上に出し過ぎず必要な水分は残すといった水分代謝を施していきます。

また、水を出すだけでなくエネルギーを(気)を巡らせ、同時に弱った肝・心・肺・脾・腎を整え自然な水分代謝を促し、体の代謝を促していきます。 漢方を服用する事で、徐々に腎臓機能も改善し、腹水や胸水など内臓の水の量を減らすことが出来、何より症状が改善してくると、楽に動いて好きな物が食べられるようになり、生きる希望に繋がります。

また、昔から使われてきた民間療法も効果があると言われています。

③ 息苦しさ・倦怠感・動悸
  • ③ 息苦しさ・倦怠感・動悸

    息苦しさや倦怠感、動悸の原因も様々であり、貧血、胸水、身体の弱り、微熱、不眠、血圧変動・・・など様々な要因が考えられます。 貧血には血を補う漢方を、胸水であれば水をさばく漢方を・・・といった身体を立て直す事で息苦しさや倦怠感・不安・動悸に対してアプローチしていきます。

    また、本草閣では「牛黄」(牛の胆石)の効果もお伝えしたいと思います。
    牛黄は、現在では「日本薬局方」収載されており、初めて書物に登場したのは紀元前の中国の秦時代から2世紀にかけて作られたと言われている中国最古の薬物書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)です。

    薬理作用と適応として、血圧降下作用、解熱作用、鎮痛作用、強心作用、利胆作用、鎮痙作用、抗炎症作用、抗血管内凝固作用、低酸素性脳血管保護作用、動悸による不安感の鎮静などが記載されております。
    「神農本草経」によると、高熱や痙攣、精神、予防医学としても使用していたようです。

    また、「名医別録(めいいべつろく)」や「日華子諸家本草(にっかししょかほんぞう)」には、加えて新陳代謝を盛んにし寿命を延ばし、健忘に良いと言った記述もあります。
    現在中国では、脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害による意識障害に用いており、牛黄の薬理作用の一つに末梢の赤血球数を著しく増加させるといった報告がありますが、これなどもボケなどの脳血管障害には有効に働くものと考えられます。

    本草閣では、がんそのものから来る体の弱りや抗がん剤による体の弱りには比較的速効性のある牛黄を含んだ漢方により、現在の息苦しさ・倦怠感・動悸などの症状を緩和させます。 牛黄と併用するのは、少し長期的に効果のある漢方であり、免疫力をつけたり、「食欲」「睡眠」「代謝」などを含む生活行動を改善させる漢方です。

    このように2つの方法と目線から治療していく事で相乗効果となります。 個々に合わせて処方させて頂いています。

④ うつ・不安・イライラ・不眠
  • ③ 息苦しさ・倦怠感・動悸

    うつや不安、イライラ、不眠になる要因は様々です。 漢方ではこれらに対して、2種の方法で改善を目指します。 情緒不安定になる日常生活の原因を改善する事と、情緒自体に対して漢方でアプローチする事です。

    情緒不安定になる原因の1つとして、日常生活の変化や治療の進行度合などが考えられます。

    例えば、

    • 身体が思うように動かなくなった
    • 食欲や気力が無くなってきた
    • 治療が思うように進んでいない
    • 腫瘍マーカーが下がらない
    • 腫瘍が小さくならない
    • 睡眠剤や抗不安剤に抵抗がある

    など個々により様々です。

    がんに伴う症状が進行し、治療進行や腫瘍の縮小がスムーズにいかない、抗がん剤によってやる気や体力や免疫力が減り今まで出来ていた日常の行動が徐々に出来なくなってくると、不安や鬱、イライラ、不眠に繋がります。

    西洋薬では、抗不安剤や抗鬱剤や睡眠剤などで症状を抑えますが、 漢方では、心と体は1つであり、五臓六腑はそれぞれ役割がありそれぞれが各情緒を司っていると考えますので、生活行動を改善させる事で心も立直し、その情緒を司る臓器を整える事で改善を図ります。

    日常生活のもどかしさが鬱や不安の原因であれば、その日常生活を望むように過ごす事でその不安感やイライラ、不眠、鬱症状などを取り除くように働きかけます。 食欲が無くなり痩せた事で不安が生じているのであれば胃腸を元気にして食欲を出すように、不眠が続き不安が募るのであれば眠れる様に、気力が無くなれば気力をつけ、体力低下を感じれば体力を増やす漢方にて不安・鬱・イライラ等に向き合い改善していきます。

    つまり、心と体のバラスを考えてその方に合った漢方が処方されます。

    心と体のバラスを考えてその方に合った漢方

    また、情緒に対してアプローチする方法では、漢方学的に情緒を司る肝・心・脾・肺・腎などを整えます。 「癇の虫が悪い」などの言葉がある様に、漢方では「肝」が感情をコントロールしていると考えますので、心や肝が高ぶるとイライラするため、心・肝の高ぶりを抑えてイライラや緊張、不安などを緩和させ、精神を安定させる生薬が選択されます。 脾や肺の機能が低下する場合は、精神的に不安になる為、脾や肺を補う生薬を選択し心身の安定を図ります。 また、本来正常に巡っているはずの「気」が流れを変えたり溜まったり、感情が不安定になる場合は一部に溜まってしまった気を巡らせる事で感情を安定させる生薬が選択されます。

    上記の生薬と同時に患者さんの身体の状態に合わせて、血を綺麗にする生薬を使用したり、不安や心悸亢進や恐怖に作用のある鎮静生薬を使用するなど、きめ細かく対応致します。

    不安の原因をそのまま放って置かない事、体を休ませる事、気血のバランスを整える事が大切ですあり、それが免疫力の向上に繋がります。 免疫力の度合いやがんの進行度も当然視野に入れ、何をその方が今必要としているのかを総合的に判断しご処方させて頂きます。 絶えず変わりゆく体調変化に合わせた漢方をその都度ご提案致します。

⑤ 癒着

消化器系や婦人科系などをはじめ内臓系の手術の後には、手術部分で癒着を起こしやすくなります。 その癒着を予防・改善する漢方があります。

手術と癒着は切っても切れない問題であり、手術をすると言う事は体にメスを入れる事。
つまりこの時点で癒着する可能性が発生します。 漢方(東洋医学)では、メスを入れた部位を含め、体を元の健康な状態に戻そうとする事を得意とします。

手術により弱った心身を立て直し、バランスを整え、不足した部分を補うことで、癒着の防止または癒着した部分を修復します。

⑥ しゃっくり

しゃっくりの原因は様々ですが、手術により体に冷えが生じた事によるものと、がんにより消化吸収機能が低下し胃の中のものが停滞する事によるものの2つに分けられます。
手術によって身体を開けると、しゃっくりが起こり易くなります。
東洋医学ではしゃっくりの原因の1つとして体の「冷え」を考えます。
漢方には「温める」生薬が多数存在。冷えた体を温めると血の巡りも良くなり、しゃっくり防止にも効果が出ます。

消化吸収の低下によるしゃっくりでは、胃を元気にし停滞したものを巡らせる作用の生薬や、消化吸収を良くする漢方を用います。

また、しゃっくりに対しての漢方の特効薬もあります。
手術後、しゃっくりが西洋薬で治らず、大学病院からの紹介でいらした患者さんがその漢方の特効薬でしゃっくりが劇的に治ることがよくあります。

6再発予防

がん克服後の転移や再発の予防が重要な課題

がんを克服した後は、転移や再発の予防が重要な課題となります。
癌は最初にできた病巣だけでなく、その他の臓器へと転移し全身へ広がっていく厄介なものです。いくら切り取っても、再発の危険性は残ってしまいます。
特に、がんが増殖しやすいような体の状態であるときは、危険性が増します。

(健康な人であっても、体の中には毎日何千個ものがん細胞が生まれています。
しかし、健康体であれば抵抗力という体内の異物を排除する能力によって、生まれたばかりのがん細胞は即座に発見、退治されるため増殖しません。 つまり、癌になるかならないかはその人がもつ免疫力に大きく依存しています。)

「がん」という病の原因は、生活習慣と隣り合わせです。
つまり、今までの生活習慣を改善させる事が大変重要になってきます。
同じ生活をしていては再発する可能性が格段に高くなりますので、規則正しい生活、適度な睡眠、バランスのとれた栄養のある食事、代謝(排泄・排尿・汗など)を初め、適度な運動、極力ストレスの無い生活、禁煙・・・これらを心がける事がは大変重要となります。

情報社会と言われる現代、その中で身体によいとされるものは多くあります。
何か頼りたくてサプリメントなどを試していつ方も一度、専門の漢方家に相談されてみるもの良いと思います。

漢方は、基本的に免疫力を高め、健康な状態に戻そうとする医学です。
再発防止のための漢方薬の働きは

  • 健康な「気」「血」「水」を正常に巡らせる
  • 新陳代謝を良くする 
  • 免疫力を高める
  • 抗酸化力(抗がん作用)を高める などが上げられます。

がんと戦う力を高め、癌になりにくい体質に改善することによって再発を予防します

抗がん作用では、漢方処方自体に抗がん作用のあるもの、生薬単体で抗がん作用のあるものもあり、多くの文献でその効果を再確認出来ます。 また、「気血水のバランスを整える」ことは、漢方の基本中の基本です。 気を巡らせる「理気薬」、気を補う「補気薬」、良い血を増やす「補血剤」、血行を良くする「瘀血剤」などにより「気血水」を整え、代謝向上させる漢方薬などで免疫力を上げていきます。
気血水のバランスを整える

免疫力を上げる為には、「この病気=この薬」と言った一辺倒の処方では効きません。
その方を健康にするためには、その方は、身体の中で何が足りなく、何が過剰にあるのか、それはどこにあるのか、その為にはどうすればよいのか(漢方とはリンク)を考え、変わりゆく体調に応じて、その度に貴方の身体に耳を傾け、漢方を処方致します。 体調変化のある場合には漢方薬も変り、体調が良くなった方には今の状態を維持するために1日3回の漢方薬を2回に減らして頂くなどご提案し継続をお勧めします。

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