1830年創業 和薬・漢方 本草閣 名古屋鶴舞

皮膚は内臓の鏡2019年07月27日

みなさん こんにちは!
本日は台風の接近で、午後は臨時休業をいただき
ご迷惑をおかけいたしました。

明日(7月28日)は定休日、明後日(7月29日)より通常営業とさせていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

さて・・・
本日はお時間をいただきましたので、私たち漢方家がお客様とお会いした時に重要視する点が幾つかありますが
その中でも皮膚のお話をさせていただきたいと思います。

突然ですが、人間の体で一番大きな器官は何でしょうか。
心臓?脳?肝臓??

実は「皮膚」です。

私達の皮膚は表皮で覆われていますので、器官(生体部の一部)といったイメージがありませんね。
しかし、表皮のない「唇」などはやはり「器官」のイメージに近いのではないでしょうか。
唇は表皮(皮)のない皮膚です。

皮膚は、ヒトの体の約6.3〜6.9%を占めており、重さは約9kg、面積は約1.6m2であり、身体の中で最も大きい器官です。

では、「皮膚は内臓の鏡」とはどういう意味なのでしょうか。

さて、私達が食べたり飲んだりした飲食物は、胃と通り腸から体内に吸収されていきます。
その後、様々な内臓に栄養が届けられます。そして不要なものは便や尿や汗として排出されていきます。
この様々な内臓に届けられた後、余った「必要な栄養分」がやっと最後?皮膚に届けられて肌が作られます。

その為、栄養の偏り+内臓の弱り+ストレスなどなどが起こっていたら、皮膚まで栄養が届きません。
1、もし栄養が偏っていたら、肌まで到達せず他の内臓で使用される(内臓の方が皮膚より生きていく上では非常に大切です)
2、もし内臓が弱っていたら、バランス取れた栄養を採っていてもその内臓を元気にしようと栄養を使用する
3、もしストレス過多であれば、栄養が隅々まで行きわたりません。

私達漢方家は、まず「肌」を見ます。
肌がどんな状態なのか、でその方の健康状態を把握します。
もし健康でなければ、「その方は何が原因で健康でないのか」を一人一人探り健康へサポートするのが漢方薬です。

肌が健康であれば、内臓も心も健康。
分かりやすいバロメーターの1つですね(^^♪

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