1830年創業 和薬・漢方 本草閣 名古屋鶴舞

「実」さん、瘀血」さんに、朗報の生薬?2018年09月10日未分類

漢方にお詳しい方にとって、

「虚実」や「瘀血」などいう言葉は聞いたことがあるかもしれません。

大まかにご説明させていただくと、

 虚実 = 体力の有る(実)、 無し(虚) 

となります。
この虚実は、漢方界でかなり重要な概念で、体質を見極め、「その方だけの漢方処方」を決定するに  非常に非常に肝となります。
ここを定めない事には漢方は語れません。

では、
「貴方は一体どちらなのかな??」のチェック項目を下記に記載いたしましたのでご参考にしてください。

田七人参3

□体格が良い方だ
□食欲があり、食べ過ぎてもつらく無い
□下痢をしても逆にすっきりする
□冬でも冷たいものを好む
□肥満気味
□顔が赤ら顔である
□性格が積極的である
□神経質ではないが、思い通りにならないとイライラする
□アウトドアを好み活動的
□声は大きい
□体が冷えるよりは暑がりである
□体臭が気になる

チェックの多い方は「中間証〜実」タイプの可能性あり。
    ※中間証とは、実と虚の中間タイプを指し、日本人に一番多い体質かもしれません。

この中間~実の方は、実は胃腸が丈夫で良く食べれてしまうため、また体力もある為、自分の体を過信してしまい、成人してから生活習慣病になりやすい。
つまり、高血圧、高脂血症、高血糖、肥満などになりやすいタイプの方です。

逆に、虚の方は胃腸が基本的に弱いため実の方ほどこの可能性は少なくなりますし、自身が体が弱いと自覚されておられるため、
お体をご自愛される傾向にあります。

この、高血圧、高脂血症、高血糖、肥満などの体質の方は、漢方では「瘀血」タイプである、と言います。
つまり、「血がドロドロ」である。という意味に近くなります。

この「中間~実」+「瘀血」の方は、血液をサラサラにする必要が出てきます。

漢方では、このタイプの方にお勧めする生薬があります。

「田七人参」

です。

田七人参2

この田七人参、古代より 何百年と定番薬として愛されている生薬の為、
漢方界では非常にメジャーな生薬ですが、もしかすると聞きなじみのない名前かもしれません。
     (3~7年間 土に埋まっている人参の根の為、この名前がつきました。(別名:三七人参)。人参 ≠ 野菜のキャロット )

本草閣にとって、この「中間~実」}「瘀血」の方に切っても切れない生薬となり、
私達 漢方家をかなり助けてくれています。
なかなか 「瘀血」の症状が改善されない方などに、この田七人参を服用していただく事で症状が軽くなることが非常に多い。
非常に良い生薬で、何百年と愛用されている理由が納得できます。

本草閣の田七人参は、産地へ足を運び、拘り抜いた一品となりますので、自身を持ってお勧めできる生薬となります。
↓参考
https://www.honsoukaku.co.jp/denshichi_ninjin/

下記は、「瘀血」のチェック項目です。

□血液検査で肝機能や血圧、糖、脂などを指摘された
□舌の裏が黒い紫色をしている
□クマが目立ち、黒い。
□毛細血管が目立つ
□頭痛や肩こりなどがある
□腹が葉張った感じがする、または胸苦しさがある
□皮膚や目など充血しやすい

一個以上で「瘀血」の可能性あり。

「中間~実」+「瘀血」タイプの方にお伝えしたい生薬でした。田七人参

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