本草閣の鍼灸2024年09月09日
経絡調整で病気に負けない体を作る
こんにちは。
今回は、2024年7月末よりスタート致しました本草閣の鍼灸についてのお話をさせていただきます。
鍼灸と言いましても多くの院がありますよね。
それぞれどう違うの?
本草閣の鍼灸治療は何がこだわりなの?
漢方とどう違うの?
漢方と併用するといいって聞くが何故?
などの疑問にお答えさせていただきます(^^♪
それでは、順にお伝えさせていただきますね
本草閣の鍼灸治療では、経絡を調整することをメインに治療を致しております。
(経絡とは、「気」や「血」が流れる通路です。
※詳しくはまた別の機会にお話させていただきます)
経絡調整により出来ることは下記です。
- ①内臓の機能を活性化せる
- ②内臓のエネルギー源である気血を増やし適切に循環させる
- ③漢方薬とのコンビネーションで相乗効果が生まれ、効果的な経絡調整が可能
以上により、病気に立ち向かう力を養い、病気になりにくい体を目指すことを主に置いています。
※通常使用する鍼の太さは約0,16㎜、刺入する深さは0~4㎜位です。もちろん状態に合わせて太さや深さは多少変わります。
「脈診」「舌診」「腹診」 を用いた オーダーメード治療
治療方針について、
例えば、
一人一人の患者様の状態を舌診や、腹診、脈診などのテクニックを駆使し、タイプを分類していきます。
そしてなぜ症状が出ているのか、
それを改善するために、もし熱が発生しているのであれば、
どの経脈から熱を発散させるのか、
どの経穴を使用するのか、
そのためにどんな鍼を使用し、
どのくらいの時間を費やすのか、
などを各人に合わせ、オーダーメードの治療をします。
逆説的に言えば、例えタイプが一緒でも同じ治療はありません。
ここまでは、鍼灸も漢方薬も同じだと思います。
では、本草閣の鍼灸と漢方薬は何がそれぞれ得意なのでしょうか
漢方薬で気血を作り、 鍼灸で患部に届け、 相乗効果へ
◎漢方薬は気血を作り出すこと
◎鍼灸はそれを皮膚へと向かわせること
実は、鍼灸は気血を必要な部位へと届けることを大きな役割とします。
つまり、出来上がった血や気などの生理物質は必ずしも必要な場所に必要な量だけ循環していくとは限りません。各疾患治療では、その治療部位に気血が向かわなければ意味がありません。また熱を取るとしても、熱の発生を抑え、熱を取らなければ意味がありません。
どこに気血を向かわせるの?
どこから熱を消し去るの?
この「どこ」を得意とするのが鍼灸です。
一方、漢方薬は気血を巡らせることもしますが、主に作り出すことも得意とします。
だから、本草閣の漢方薬と鍼灸のコンビネーションがお勧め
気血を作り出すのは毎日服用する漢方薬の方が得意かもしれませんが、
鍼灸を併称することで、漢方薬で作り出された気血を、
治療部位に向かわせるという方向性を明確化し、身体にお願いする。それが鍼灸の特徴だと思います。
漢方薬と鍼灸は元々の哲学や理論体系はほぼ同じです。
多少の違いや得意不得意があると思いますが、両者が協力することで相乗効果を発揮し、患者様のニーズに素早く応えることが可能になりえます。