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血虚さん・瘀血さん 貴方はどちらのタイプ??

血虚さん・瘀血さん 貴方はどちらのタイプ??2016年06月24日

こんにちは!
漢方の基本である「気血水」のうち、今回のテーマは「血(けつ)」です。
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「血」は女性に縁が深い

「血」・・・なんだか、物々しいですね。

そう、漢方の「血」とは、血液とほぼ同じです。
漢方では「血が全身をくまなくスムーズに流れること」が正常とされています。
「良い血が全身の隅々までスムーズに流れていれば、病気にはならない!」と断言する漢方専門家もいるほどです。

しかし、そうそう完璧な「血」の状態の方はいません。漢方には、この「血」の問題を治すための処方が非常にたくさんあります。

さて、ここでみなさんに質問です。
男性と女性のどちらがその「血」に関わる漢方処方と縁が深いでしょうか??
そう!圧倒的に、女性です。
みなさんも感覚的にそれを知っていると思います。

女性は、「初潮」「月経」「妊娠」「出産」「閉経」を経験することがありますから当然と言えば当然ですよね。
勿論、妊娠・出産の経験がなくとも「初潮」「月経」「閉経」はほとんどすべての方が経験することです。
何らかの原因でこれらが自然に来ない場合、漢方医学に関わらず西洋医学も月経を促すためにホルモン剤を投与するなど治療をします。
その位、女性の体に必要な要素なのです。
漢方では、ほとんどの女性が(たとえどんなに健康であっても)この「血」の問題を少なからず抱えていると考えます。
健康の範囲であればそのまま治療する必要はありませんが、どこか具合が悪い場合は治療が必要になります。
そう、たとえ西洋医学の血液検査などで「正常値」と診断されても!


血虚と瘀血

漢方医学では、
貴方の身体の中の何処で、血が今どうなっているのか?
それが大切です。

一番わかり易い表現は、
「血」が少ない?
「血」が古い?巡っていない?
です。
これらは、漢方では、「血虚」(けっきょ:血が少ない)や「瘀血」(おけつ:血が古い、巡っていない)と呼び、女性特有の疾患には、この血虚さんや瘀血さんが圧倒的に多いと漢方では考えます。

では、実際「血」に起因する症状とはどんなものでしょうか。
実は、身近なところに存在します。
女性のみなさん、今までに、生理前にイライラしたり、しくしく落ち込んだり、倦怠感や眠気を感じたり、皮膚症状が出たり、体調変化が起きたりと多少なりともこのような経験がありませんか?
これは「血」に左右されているのです。

もっと症状の顕著な方ですと、子宮の疾患(内膜症や腫瘍など)、排卵、ホルモン値の変化などを呈する方もおられます。
まさに「血」に起因する症状です。
では、血虚さんと瘀血さんはそれぞれどんな症状があるのでしょうか。

<血虚さん>

読んで字のごとく、血が少ない状態。

まさに、前回の漢方コラム(やはり男性は昔から「か弱い美人」が好き??)でお話した「芍薬」が配合されている「当帰芍薬散」を処方する状態です。
この当帰芍薬散がぴったり当てはまる方は、
「見た目は、色が白く、顔は面長、柳腰で立ち姿はすっきり、声は優しく心地が良く、仕草がおっとりしている、手を差し伸べたくなる日本女性のイメージ」
です。(か弱くて男性にモテるタイプの女性ですね!)
しかし、裏を返すと、血が少ないために色が白い。血が少ないということは食欲も少ないため、太ることができないので立ち姿はすっきりして見える。
血が少ないために、声にも力が出ずに優しい口調になり、仕草もゆっくりにならざるを得ない。そんな状態です。
血が少ないと、貧血は勿論、気力も低下します。食欲もなく、体重が落ち、冷えも当然起こります。眩暈や頭痛も起こり、月経不順や月経量不足などになることも当然考えられます。

<瘀血さん>

瘀血とは、「血」が古い、または巡りが悪い状態です。

原因は、現代の生活習慣の歪みと考えられもします。
その他、気温、湿度、ストレス、運動不足、睡眠不足、食生活、便秘、打撲、あるいは手術なども原因となり得ます。
なんとなく調子が悪い・・・と訴える女性のすべてに存在すると言われるほど、この「瘀血」さん、漢方界では非常にメジャーです。
症状としては、冷え、のぼせ、不眠、眼の下のクマ、舌下の青筋、顔色の悪さなどを呈します。
また、この瘀血状態が顕著であると、当然、生理前にさまざまな症状があらわれ、子宮の病気や不妊症にも繋がります。

ここで登場する漢方処方は、「桂枝茯苓丸」や「加味逍遥散」です。
この処方はいずれも、女性であれば耳にしたことのある漢方処方ではないでしょうか。
この二つの中でも、「桂枝茯苓丸」は、比較的体力のある方に用いることが多く、先述の手を差し伸べたくなる「当帰芍薬散」とは違うタイプの方に主に用いられます。
現代女性はこちらのタイプが多いかもしれませんね。


どちらが良い悪いではありません。

どっちもどっちです。

しかし、自身のタイプをあらかじめ理解していると、日々の生活の自分ケアに案外役に立つかもしれません。

貴方は、どちらのタイプに当てはまったでしょうか。

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