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本草閣薬局

       
 本草閣かわら版 99号(H19 6/16発行)  


   ◆ 間接痛について    
            痛みの原因は一人一人違います
   

   関節痛は、中年以降、特に女性に多く見られます。
  また今のような梅雨の時期は、ジメジメとした湿気と冷房による
  冷えなどのために関節痛を訴える方が増加します。

    身体の関節が痛んだ場合に、痛みを取る手段として新薬の鎮痛剤・
  副腎皮質ホルモン・温冷湿布・鍼・灸・マッサージ・温浴療法・
  薬湯療法・温泉療法・・等々色々ありますが漢方薬もその一つです。

    現代医学では消炎鎮痛剤やリハビリなどで治療しますが、消炎鎮痛剤
  は(胃痛・発疹など)副作用が出る場合が多くみられます。

   漢方薬は、基本的に新薬のような副作用はなく、痛みに効果があるば
  かりでなく、身体全体のバランスを整えることによって他の病の改善
  も同時に可能です。

    漢方的に考えますと関節の痛む根本的原因として、冷(寒)・湿気・
  水の滞り・むくみ・血液の汚れ・貧血・古血(お血)・骨変性や肥満
  ・体力低下・・等が考えられます。

    ひとくちに関節炎と言いましてもその人その人によって性別・年齢
  ・体力・食事・環境・既往症・嗜好・性格・寒熱・仕事・地域・・・
  等が違いますので、その方が関節炎になった原因を追究して養生し
  漢方を活用する事が大切です。

   日常生活では、痛みやだるさの原因となる『水分』が体内に残らない
  ようにし、体の中からも外からも、冷やさないようにして全身の血の
  巡りを良くして下さい。

   色々ある治療法を巧く利用し、精神的にも安定をはかりながら、
   昔の方々の知恵(漢方薬・養生)を大いに活用したいものです。

   


  〜温熱・血行促進・鎮痛効果
             手作り「生姜湿布」
  
    作り方

  @ひね生姜(約150g)をすりおろす。

  A木綿の袋などに入れ上部を縛る。

  B鍋に水2LとAを入れ、火にかけ、沸騰寸前で、とろ火にし
   
510分煮る。

  C70℃くらいのBの中に厚めのタオルを浸し、(ヤケドに注意)
   ゆるめに絞り、患部に当てる。

  Dタオルの上にビニールをかぶせ、その上に乾いた厚めのタオル
   をのせる。

  E10分ぐらいしたら、また、Cを行う。

  Fこれを2〜3回繰り返す。








   ◆第47回 スイカズラ:忍冬(茎葉)、金銀花(花) 

     「寒の間を すがれしものを 
           忍冬(スイカズラ)の つつ花咲けば
                                  梅雨近みかも

                     (「寒紅梅」横内菊枝)

   とあるように、スイカズラは五月六月頃の初夏に花を付ける蔓性の
  低木です。

   枝の先の葉腋に2つ花をつけますが、その花は初めは白いのですが、
  時が経つにつれて黄色に変色することから、金銀花とも呼ばれています。

  甘く強い香りが夜になると一層増し、それに誘われる蛾によって花粉が
  媒介されます。

   スイカズラには抗炎症・抗菌・抗ウイルス作用があるため、二〇〇三
  年にSARSが流行した際には、板藍根
(ばんらんこん)などと共に治療
  に用いられていたことでも知られています。

   スイカズラは浴剤として腰痛・痔の痛み・湿疹・あせも・ただれに効
  き、皮膚を美しくし、美容によいとされています。

   @ 忍冬(茎葉)50〜100gを木綿の袋に入れます。

   A 鍋であらかじめ煎じます。
  
     B  煎汁を袋と共に風呂に入れ、入浴します。


   また、忍冬酒には利尿作用があり、膀胱炎、腎臓病、各種の皮膚病、
  強壮にも効き目があります。

  





                                

   
 
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