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本草閣かわら版 112号(H21 2/4発行)
◆ 気になる! お口のトラブル!! ◆
~口内・口の周りの病について~
口内・口の周りの症状は、年齢・性別関係なく常時とても気になる
ものです。
しかし、他人に訴えても、軽くあしらわれる症状が多く、悩まれてい
る方が多いのではないでしょうか?
例えば、
口が渇く 唾が出ない
口の中が乾燥する ネバネバする にがい
口臭がする 味がしない
舌がピリピリする チクチクする ヒリヒリする
舌に苔がたくさん生えている
食べ物がうまく飲み込めない
唇の周りや口の中に吹き出物がよく出来る
<病名例>
口唇炎 口角炎 口内炎 舌炎 舌痛症 単純性ヘルペス 吹出物
腔乾燥症 カンジタ症 シェーグレン症候群 唾石症 味覚障害
歯肉炎 歯槽膿漏 顎関節症 等
これらの症状は口内・口の周りの症状を治すだけでは根治と言えま
せん。
症状によっては、炎症の強い急性のものと、繰り返しできる慢性のも
のがありますし、同じ症状でも、人それぞれ原因は異なってきます。
主に、冷えや過労、睡眠不足、ストレス過多、自律神経失調症、
更年期・生理など婦人病全般、暴飲暴食、便秘、アトピー体質、加齢
等からくるものが多く、内臓(特に胃腸・肝臓等)の弱りや体の弱り、
血液の流れの滞りと関係してきます。
日常の食生活の改善とともに、漢方薬を服用した体質の根本改善を
オススメします。
口内や口の周りの症状が治るとともに、体や心が軽くなっていたり、
肌質がよくなっていたり、自分が気づかないうちに他の症状も改善して
いくことが多々あります。
主な漢方処方は
甘草瀉心湯 清上防風湯 清熱補気湯 清熱補血湯 葛根湯 温清飲
桂枝茯苓丸 紫雲膏 等々
<日常の簡単なケア>
・口で呼吸しない。
・朝食を摂る(和食)。
・舌苔をゴシゴシ取らない
・硬いものをよく噛んで食べる。
・お茶やコーヒー、ジュースを控え、水を飲む
またはうがいをする。
・シュガーレスのガムを効果的に使う。
・消化の良い食物を摂る。
・口を大きく開き、話し笑う。口周りの細胞を活発に。
・規則正しい生活をし、自律神経を整える。
控えるもの・・・トウガラシ、山椒など辛味の強いもの
油っぽいもの、甘いもの、お酒
<簡単!!お口のトレーニング>
舌の血行、唾液の分泌「舌運動」─ 一日3回
① “チ~ズ!”と言われた時のように口角を上げ、
笑う表情をします
② あごを少し上げ、口を指縦2本分並べたほどの
大きさに開きます
③ 口を開けたまま、舌を
上歯裏→下歯裏→右歯奥→左歯奥の順で
軽く動かします。(時々逆周りで) ・・・これを3分間

口呼吸防止、小顔、口角上がる「口の周りの筋肉鍛え運動」
*ポイントは唇の周りの筋肉が動いているか意識して行う事。
① 唇をすぼめ、前に突き出します

② この状態のまま口を左右にゆっくり大きく動かします

③ 唇を横に出来るだけ大きく開き、唇の端を下に下げる感覚
で力をいれます。

~民間薬よもやま話~
◆ 第60回 オウレン・・・黄連(キンポウゲ科)
オウレンは薬草として有名な多年草で、樹林の下など日陰になる場
所に自生します。
雌花ではなく雄花か、両性花を付けるという変わった植物です。
黄色い根が連なるように伸びることから「黄連」と名が付けられ、
2月下旬から4月上旬にかけて白い小さな花をつけます。
黄連は民間薬として広く用いられ、一般に、苦味健胃・整腸薬とし
て二日酔いなどの胃炎・消化不良・下痢止めに用います。(粉末/煎薬)
また、煎汁には殺菌力があり、口内炎のうがいに用いるほか、眼病の
洗眼、切り傷に外用したりもします。
【黄連の煎汁】
1日量2~5gに300mlの水を加え半量に煎じて服用。
【漢方処方】
・炎症をおさえ、出血を止め、みぞおちのつかえを治す働き
・・・黄連湯や寫心湯類等
・アトピー等皮膚疾患のほてりや炎症・かゆみをとる働き
・・・黄連解毒湯や温清飲等

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