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本草閣薬局

毎月、健康・漢方に関する
情報を発信します。









       
 本草閣かわら版 110号(H20 10/25発行)  


   ◆  自分は大丈夫!? 認知症     
                    ~最近、もの忘れ気になりませんか?~

 貴方は次の症状がありませんか?
  ・物忘れがひどい 
  ・寝付きが悪い 
  ・耳鳴り 
  ・眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める
  ・手足の震え、痺れ 
  ・物事にこだわる
  ・以前より面倒くさがり屋になっていたり、
   何もやる気がしなかったりする。
  ・頭痛、頭重、頭がすっきりしない
  ・何事も何度も確認するようになった
  ・以前より人と交流しなくなった。
 こんな症状が当てはまったら、要注意です。

  誰もが一度は、脳の衰えを不安に思った事があるのではない
 でしょうか。
  85歳以上の3~4人に1人が認知症といわれ、これからの高齢化
 社会、65歳以上の認知症患者が10年後には現在の2倍の300万人
 を超え、65歳以上の一割の方が発症すると推計されています。
  年を重ねれば、当然物忘れが多くなります。物や人の名前、
 保管場所、自分が何をしようとしていたかを思い出せなかったり
 します。
 自分の「物忘れ」を自覚しているうちは安心で、ただの脳の老化
 現象ですが、「自覚」を失う事は認知症の症状の一種です。

 <主な種類>
 「変性症認知症」アルツハイマー型・レビー小体型
        ・・・脳の萎縮 
          (男性より女性の方が1.5~2.5倍多い。)
 「脳血管認知症」
        ・・・脳の血流の悪化、脳血管の動脈硬化。


  漢方では身体を補い元気にし、脳の血の巡りを良くする薬が主
 になります。
 <主な処方例>
  抑肝散 釣藤散 加味帰脾湯 柴胡加竜骨牡蠣湯 温清飲 
  加味逍遙散加四物湯 八味丸 当帰芍薬散 牛黄清心元 など
 (最近、NHKなどマスメディアで認知症の漢方の有効性が取り上げ
  られ、よくお問い合わせ頂きますが、人によって処方は変わっ
  てきます。)

  予防としても服用して頂けますが、現在西洋薬(新薬)を服用中の
 方でも、漢方薬と併用して頂けます。
 状態を見ながら、身体に負担のかかりやすい西洋薬を段々減じてい
 ければと思います。
 漢方薬ですべての患者さんが治るわけではありませんが、症状を軽
 くしたり遅らせたりする効果も期待できます。
 焦らず根気良く服用して下さい。

 <日常生活での予防法>
  ・規則正しい生活。(生活習慣病に気をつける。)
  ・塩分控えめで、野菜、魚中心のバランスの摂れた食事。
   禁煙。節酒。
  ・身体を冷やさない。
  ・おしゃれをする。
  ・笑う。話す。好奇心を失わない。
  ・ダンスをする。ゲームをする。絵を描く。旅行に行く。
   (大切なのは、自ら参加すること。) 
  ・ずぼらにならない。自分の事は自分でやる。
  ・歩くなど適度な運動をする。
  ・日記に今日あった事などを、考えをまとめて書く。

 <オススメ食材>
  小魚(青魚)、納豆、大豆、ゴマ、玉ねぎ、にんにく、紅花、
  サフラン、田七人参、ウコン、イチョウ葉、青汁




  ~民間薬よもやま話~

   ◆ 第58回 イチョウ・・・銀杏(ギンキョウ)─イチョウ科


  イチョウの種子を銀杏と呼び、咳に良いとされ、焼くか煮て食べ
 ると、痰の切れを良くし、咳が楽になると言われています。
 (夜尿症にも効き目があり同様に用います。) 
 用いる量が過量になると軽度の発熱、嘔吐などの中毒をおこす場合が
 あるので、長時間の服用、また、小児への大量の授与はさけた方がよ
 いでしょう。

  また、イチョウの葉にもアレルギー物質が含まれているため、葉を
 そのまま煎じて飲むよりも、葉を解毒し製造されているエキス製剤を
 服用されることをお薦めします。
  
  ドイツ、スイス、フランスなどの病院、診療所ではイチョウエキス
 製剤が循環器系薬として脳血管、その他の血管系疾患(めまい・耳鳴
 り・認知症の予防等)、アレルギー疾患、炎症治療薬などとして繁用
 されています。
 そしてなんと、そのイチョウエキス製剤は、銀杏生産量日本1位を誇
 る、地元愛知県の祖父江町の銀杏が原料となっているそうです。



 +αイチョウ話
   Maidenhair tree
 
  Ginkgo      

  イチョウは長寿のため、多くの老樹を見ることができ、また燃えに
 くい性質から防火樹として神社、仏閣、屋敷周りに植えられてきまし
 た。
  日本人には馴染み深いイチョウですが、昔ヨーロッパでは既に絶滅
 したと考えられていました。しかし、江戸時代に来日したケンペルに
 より発見され、「生きた化石の発見」と言われ、彼によって再びヨー

  ロッパにもたらされました。
 
 花言葉:長寿、鎮魂、しとやか



   
 
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