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せっかくなら、本来の漢方の形で飲もう!〜漢方と恋愛は一緒?〜

せっかくなら、本来の漢方の形で飲もう!〜漢方と恋愛は一緒?〜2016年01月26日

こんにちは!
「煎じ・丸薬・原末・エキス」の違いについてお話したいと思います。

「漢方の色々な飲み方」

煎じ??丸薬??原末??何だろう???  効きなじみがありませんよね。

それもそのはず。

最近の漢方薬は錠剤やエキス剤が多く、これらは身近ではありません。
しかし、昔の日本(もちろん中国も)は錠剤やエキス剤なんて簡単に服用出来る薬はありませんでした。なんと、毎回煎じたりして服用していたのです。

大変ですよね、でも、実はいいことが一杯です。

現代になるに従い、薬だけでなく色々なものが便利になりました。
日常私達が使うPCも、メールも、LINEも、、、、とても便利ですが、一方でコミュニケーション不足やトラブルなど、問題も示唆されていることは皆さんご周知のことと思います。

漢方も同じです。錠剤やエキス剤は非常に便利ですが、不便ではありますが、本来の漢方の形で服用する事がベストです。
効能効果も、もちろん愕然に違います。
昔の人は知恵を絞り「この処方が一番効く飲み方は何か」と試行錯誤し経験的に探し当て取得し、それを何百年も伝えてきたのです。

では、煎じ薬、丸薬、原末、エキス剤とは一体どんなものでしょうか。

漢方種類 文字入り

 ■煎じ薬

煎じ薬(せんじぐすり)は、生薬を水で数十分煮出して作る、液状の飲み薬のことです。
皆さんお馴染みの「葛根湯」は、最後に「湯」の文字がつきます。

これが意味するのは、本来はグツグツ煎じて飲むべき湯状の漢方であることを意味します。
殆どの漢方処方(約8割ほど)は、この「湯」がつきます。

煎じる間の香りや、飲むときの味も効能の1つであり、また薬が既に湯状であることは体内で解ける作業が減るために胃に優しくかつ吸収力も上がります。

漢方の処方には何種類かの生薬が入っております。
それらの生薬はそれぞれの効能成分が湯に染み出る時間帯が異なり、それに伴って香り立つ時間帯も変化します。
グツグツと煮出す行為は手間がかかりますが、こういった嗅覚、味覚の効果も大変重要な要因です。

つまり、五感で漢方を服することになります。


■原末

原末とは、名の通り生薬をそのまま粉砕しただけの薬です。

語尾は「散」です。水で抽出されない成分、熱に弱い成分や芳香性の香りが含まれている場合には散剤が適しています。また煎じ薬に比して体内での吸収が緩慢です。
有名な漢方処方に、身体の余分な浮腫みをとる「五苓散」があります。原末は少々飲みにく、煎じ薬と比べると体内での吸収がゆっくりです。


■丸薬

丸薬の一つ、「桂枝茯苓丸」を例にあげてみましょう。女性の月の乱れや不順、精神変化などを整える非常に有名な漢方です。

この薬の語尾は「丸」です。

丸状の薬は錠剤の様なものですが、中身はそのままの生薬を粉砕して丸めたものです。(ここでは、桂皮・芍薬・茯苓・桃仁・牡丹皮の生薬)
つまりは、生薬をそのまま服用していることとなります。

丸薬にする理由は、そのまま服用する事で生薬の精油成分が揮発しないためであり、揮発性の成分を含む生薬を使った方剤で用いられます。

保険薬にはこの丸剤はなく、かわりに桂枝茯苓丸料というエキス剤が用意されていますが、丸薬と同じ効果が出るというわけではありません。エキス剤を作る時に熱をかけて煎じると桂枝の揮発成分が飛んでしまって薬としての効果が落ちてしまう上に、独特の香りも抜けてしまいます。

体内での吸収は散剤よりももっとゆっくりです。お腹の奥底で効かせたい場合に適しているといえます。


■エキス剤

上記で挙げた煎じ薬、丸薬、原末の処方を一度機械で煎じて、エキス状にしたものです。
コーヒーで言えば、インスタントコーヒーの位置づけです。

しかし、このインスタントコーヒー、効かないわけではありません。
このエキス剤で効く方もたくさん居られます。
効かなければこんなに漢方が普及していません。

しかし、中には効かない方もたくさん居られるのも事実です。
それは、漢方処方が間違っていてが効いていないのではなく、エキス剤では効果が薄いからかもしれません。

エキス剤で効かなければ、一度その処方の語尾の「湯」「丸」「散」に着目し、本来の形である漢方の姿に変えて服用されてみてはいかがでしょうか。

きっと効くと思います。
その診断さえ間違っていなければ。

手がかかるからこそ・・・

漢方は所詮人間が経験的に作り出した医学です。
つまり、人間の意図や想いが色濃く残っている医学なのです。

漢方と恋愛は似ていると思いませんか。
手のかかる、または、自身の心や行動が相手に持っていかれ自分のペースを崩されるような相手には、何故か執着してしまう、思い入れが多くなりのめり込んでしまう、そして人間的に成長できる・・・
反対に、直ぐ簡単に手に入る相手は、何故か直ぐに飽きてしまう・・・・

そういえば、ミスターチルドレンのある歌の歌詞にこうありました。
「♪めんどくさいって思うほど真面目に向き合ってきた。軽はずみだった僕を羨ましくなるほどに・・・♪」
たしかに!!
めんどくさいって思うことは悪いことじゃない。
思わぬ良い副作用を手に入れることが出来るなあ。
余談でした。

人間って面白いですね。

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